ジュン

ジュンは実家にいる2匹のワンコ（コーギー）のうちの1匹です。

6年前の6月に両親の会社に迷い込んできたとてもおとなしい女の子。
コーギーと言うにはちょっと面白い柄ですが（笑）。
6月に迷い込んできたのでジュンと名付けられました（*＾＾*）

そんなとーーーっても優しいジュンが昨日の早朝、天国へと旅立ちました。

今年の春とそれ以前の2度、ガンの手術をしてたジュン。
我が家が一時帰国で帰って来た先月の上旬に体調が悪くなり、ガンの転移が見つかった。
両親もほぼ諦めていたのですが、薬の効き目がよかったのかそれから見違えるように
食欲も復活、元気に歩くこともできるように。

リョウもジュンが大好きで、寝床の玄関のジュンのところへ行っては「じゅんちゃん！」と
呼びかけたり撫でようとしたり（←実際は怖くて撫でれない・・・怖くないのに）して、
ジュンもうるさいリョウを横目に見ながらいつもおとなしーーーく寝ころんでました。

そんなジュンがおととい、昼間庭に放してるので夕方母が呼んでも出てこない。
いつもいるところへ母が覗きに行くと、出てこないと言うよりも動けない感じで
母が抱っこしてジュンを連れて来てました。

さらに食欲がない・・・。
息もけっこう荒かったので苦しいのかなと。。。
ご飯を食べさせたいのでリョウに「じゅんちゃん！どうぞ！」と言ってもらったりしたのだけど
やっぱり食べない・・・食べれない。

そして昨日の夜、両親が就寝。
あたしとリョウはジュンのいるすぐそばの和室で寝ているのですが、リョウも寝静まって
すぐの時にちょっと辛そうなジュンの嘔吐の音が聞こえた。

何だかその音が気になってジュンのところに行って電気を点けてみたら
少しだけ吐いた痕が。
息も相変わらず荒くて辛そうだったけれど座ってこっちを見てくれたりしたので
少し話しかけて頭を撫でてあたしも就寝。
それが多分夜中の1時頃。

そして早朝5時半。。
いつも早起きの父がジュンのところへ行く音が聞こえるのですが、いつもはすぐに玄関を
開けて外へ出る音が聞こえるのだけど今日は違う。

目を開けてもまたすぐにいつも寝てるあたしですが気になって行ってみると・・・。

「ジュンちゃん死んでた」と、父が体を綺麗に綺麗に拭いてあげていました。

あたしが撫でた時とは体の向きが変わっていて、静かにジュンが眠っていました。
目を開けたままだったので、きっと苦しくて眠れなくてそのまま・・・。

あれから3・4時間のうちに・・・と思うと、もっとジュンのそばにいて撫でてあげてれば
よかったという後悔が大きい。
まさかこんなに突然なんて。

1時間後に母が起きて来て号泣。
ジュンのお世話をしてたのは両親だったので悲しみもあたしなんかよりも深いはず。

「ほんとに手がかからなくていい子だったねぇ」と言って母は撫でてました。

そう。
ほんとにほんとに本当に！ジュンはいい子だったのです。

迷い込んできた当時は母が声帯を切られたかと思うほど鳴かなかったし吠えなかったし。
絶対人間に対して怒らないし牙をむけないし。
怒るのはリヨン（もう一方の犬）にぐらい（笑）。

迷い込んで我が家（実家）の一員になって約6年3ヶ月。
実年齢は確定できないけれど、迷い込んできた当時病院で7歳ぐらいと
言われてたので、多分12・3歳ではあったのかな。
長生きしてる方だと思うけど、やっぱりペットを飼うと別れが必ずあるのがとても悲しい。
両親ふたりともしっかりお世話してたしかわいがっていたので幸せだったとは思うけど。

ジュンは実家の庭に永眠しました。
両親がしっかり手入れしてたし最近まで食欲旺盛だったので肉付きも毛づやもよくて、
横たわるジュンを撫でてると今にも動き出しそうな気がしてまた涙が出てきちゃう。
こうやって書いてるだけでも涙が止まりません。

父と兄が穴を掘って箱にタオルを敷いてジュンを寝かせ、またタオルで包んであげて
お花と飲んでた薬を入れてあげて埋葬。

まだ分からないリョウは無邪気ですが「じゅんちゃん！ばいばい！」と言って
手を合わせてました。
「なむなむして」と言うと手を合わせるので・・・。

動物好きにとって、やっぱりペットは家族同然。
昨日は実家のみんな放心状態な感じでした。
リョウがいるので逆に賑やかくて気が紛れたりするんだけどね☆



　ジュンちゃん大好き！の息子とジュンちゃん♪








もう会えないのがとってもとっても寂しいけれど、もう苦しくないもんね！
先に旅立った我が家のペットたちと楽しく暮らしてね！！